筋トレを極め、ついに手に入れたマッチョなボディ。
「筋肉こそ最高のファッションアイテム」。
そうは言っても男らしい体格を手に入れた男にとって、どうしても悩みがちなのがマッチョに似合うファッション。
ファッションは人それぞれ体格によって似合う似合わないジャンル、アイテムが存在します。
この記事では、マッチョな男にこそ似合うファッションの着こなしのポイントから着るべきアイテムまでご紹介していきます。
目次
マッチョになるとファッションに悩む理由
人気俳優やモデル、芸人までもが筋トレを行い、男からみて憧れるような肉体を手に入れ、それをSNSなどで目に触れる機会が増えた今、体を鍛える男性が増えてきています。
健康のため、または趣味として筋トレを行い、理想的な筋肉、マッチョな肉体を手にしたはいいものの、今までと体格が変わってしまい、似合うファッションが分からなくなってしまうわけです。
体格によって着こなすファッションは変わる
ファッションの似合う似合わないの基準ですが、その体格によって差が出ることが大いにあります。
もちろん足の長さや身長といった先天的な要素も影響を受けますが、胸板の増減や太もも周りの大きさによって、同じ服を着ても見た目は大きく変わります。
また、そもそもマッチョになることによってサイズ感的な意味で着ることが難しくなる服もあるのです。
そのため、マッチョになった今、着るアイテムや着こなしを選ばなければ、せっかくの筋肉美を台無しにしてしまう可能性があるわけで、なにより体格に合った着こなしやアイテムを着ることが大切です。
マッチョが気をつけるべき3つの着こなしポイント
マッチョがお洒落にファッションを楽しむためにはどんなことが重要なのでしょうか。
せっかくのマッチョな身体も、お洒落に見えるポイントを抑えながら着こなさなければ、残念ながら逆に良く見えない可能性があります。
女性のファッションに多いのですが、自身のスタイルを少しでも良く見せるため、ウィークポイントを隠したり、視覚効果を使った着こなしがあります。
こういった点は、男性にとっても重要で、せっかくのマッチョな身体を良く見せる努力が大切です。
ポイント①:ジャスト過ぎるフィット感はNG
せっかくのマッチョな身体を手に入れ、周りの人に見せつけたい気持ちはわかりますが、ジャストフィット過ぎてピタピタになっていると逆に悪い印象を受けがちです。
ダボダボなサイズ感というわけではないですが、ある程度ゆとりをもったサイズを選びましょう。
ポイント②:ボトムはスリム~レギュラーフィットで
マッチョにとって一番シルエットに悩むボトム。
今現在、ワイドパンツなどのゆったりとしたオーバーサイズがトレンドになっていますが、それだとせっかくの筋肉美を隠してしまいます。
また、逆にピチピチのスキニーもトップスとのバランスが悪いです。
スリムフィットを1サイズ大きめに履くか、太過ぎないレギュラーフィットで合わせるなどの工夫が必要になります。
またテーパードという腰周りから太ももは緩く、裾先に向けて細くなるシルエットのボトムがあり、そちらも自然な細身な着こなしが出来るのでおすすめです。
ポイント③:Iラインのバランスを大切に
マッチョにとってトップスとボトムスのボリュームのバランスが大切です。
上半身と下半身のバランスがアンバランスの場合、ボリュームのある方が妙に強調されて見えます。
上半身が大きい場合、少しゆとりのあるシルエットのボトムを合わせる。
下半身が大きい場合は、上半身のサイズ感をジャストにし過ぎないようにするなど、体のシルエットをIラインに合わせるとよいでしょう。
マッチョだからこそ着こなしたいおすすめのファッションカテゴリー
マッチョにとってなかなか似合いにくいファッションがあるということは、裏を返せばマッチョだからこそ似合うファッションがあるということ。
痩身の男性には似合わない、武骨で男らしいファッションは、マッチョだからこそ似合います。
ここからは、マッチョだからこそ選びたいファッションカテゴリーをご紹介していきます。
【アメカジ】カジュアルファッションの定番!
カジュアルスタイルの王道中の王道であるアメカジは、マッチョにふさわしい着こなしができます。
ワーク・ミリタリーといったファッションアイテムを組み合わせて着こなすアメカジは、そのアイテム単体が基本的に男らしい雰囲気のものが多く、体格が良い方が似合って見えるのです。
海外のハリウッドスターは、仕事柄体格の良さが求められますが、スナップにおいてもアメカジスタイルを着こなしている姿が最も多く見られます。
基本的に流行廃りにも左右されにくく、ファッションにあまり得意じゃない方にとってもおすすめです。
【ワークスタイル】筋肉が無けりゃどこかアンバランス?
ワークスタイルといっても、アメリカンワークスタイルと、フレンチワークスタイルとありますが、今回おすすめするのはアメリカンワークスタイルです。
ワークスタイルとは、所謂労働者が作業をしている時に着用していた服をファッションとして取り入れることを指します。
カバーオールやぺインターパンツ、ワークシャツにエンジニアブーツといったアイテムを中心に構成し、デニムやツイルなど丈夫な生地を使った着こなしです。
デニムオンデニムのスタイルなどは特に定番ですが、そもそも肉体労働者が着用していたアイテムなので、体格が良い方が似合います。
男らしさもありますが、どこか気品のある大人な着こなしを演出でき、比較的ルーズなシルエットが多いので妙な窮屈感がないのも魅力のひとつです。
【ルードスタイル】武骨な男らしさが漂う
出典:ZOZOTOWN
ルードスタイルとは、人気メンズ雑誌「RUDO(ルード)」から生まれた武骨な男らしい着こなし。
ラギットやトラッドと類似した着こなしとも言われています。
俳優でいうと、ケンドー・コバヤシさんをイメージしてもらうとわかりやすいです。
濃色のデニム、刺繍の入ったワークシャツにレザージャケットと、男好みの着こなしが定番となっています。
バイカーや音楽など、カルチャーをルーツに持つ着こなしであり、その分野に関して人気のブランドも多く存在し、着こなす年齢層も30代~と大人な着こなしです。
【サーフ】開放的な着こなしはマッチョにこそ着てほしい
近年人気を集めた「西海岸系」のルーツとなっているサーフスタイルは、文字通りサーファーの普段着となります。
海を連想する着こなしで、淡色のデニムやムートンアイテムが定番アイテムです。
アメカジに少し似た感じですが、基本的に動きやすく開放的な着こなしが多く、サーフィンで身体が鍛えられたようなマッチョな人に良く似合うファッションとなっています。
肩に力を入れない自然体なファッションで、陽気な雰囲気が印象を受けるためおすすめです。
【アスレジャー】スポーツやってます!トレンドの着こなし
アスレジャーはアメリカ発のトレンドファッションで、ジムなどでトレーニングを行う服装を、そのまま普段着に着こなしたファッションです。
「アスレチック」と「レジャー」を掛け合わせた造語で、コレクションにおいても注目を集めています。
非常にスポーティーなファッションなので、マッチョに抜群の相性で、非常に爽やかな印象の着こなしです。
ナイロンのフードパーカーやジャージ、スウェットなどが定番のアイテムで、今が旬のファッションになります。
マッチョだからこそ選ぶべきファッションブランド
マッチョだからこそかっこよく着こなせるブランド。
先述したファッションジャンルに対して高い人気を誇るブランドは、マッチョに似合うアイテムを多く展開しています。
ここからは、マッチョな体型も考慮した服選びで外せないブランドをご紹介していきます。
キング・オブ・ジーンズブランド【Levi’s(リーバイス)】
リーバイスは「501」というジーンズの原点となった名作を作り出したアメリカの老舗ブランドです。
ジーンズはもちろんのこと、デニムジャケットやカバーオール、オーバーオールなどのワークウェアを多く展開しています。
最近はトレンドのストリート+スポーツなテイストの商品の展開を強めており、こういったアイテムもマッチョによく似合うアイテムです。
リーバイスのトップスは日本サイズと比較して大きめなので、マッチョにとっても安心なブランドとなっています。
アメカジやワークスタイルを選ぶなら、リーバイスは欠かせないブランドです。
ミリタリー・バイカーシーンを身に纏う【AVIREX(アヴィレックス)】
アメリカ空軍のサプライヤーとしての歴史的背景を持つブランド「アヴィレックス」。
ミリタリーブランドとして、アメカジファッションにおいて定番となっています。
アヴィレックスのアイテムはそのデザイン性だけでなく、アメリカ空軍の厳しい検査基準をクリアする防寒性など、優れた機能性も併せ持つのも魅力のひとつです。
また、その高い防寒性からバイカーからも愛用されており、バイカールーツのウェアも多く展開しています。
アウターだけでなく、ワッフルのインナーやスウェットも高品質でおすすめです。
武骨なルード系ファッションなら【CRIMIE(クライミー)】
日本のルード系ファッションブランドの代表格である「クライミー」。
ロサンゼルスに色濃く投影されているメキシコのカルチャーをアメカジスタイルに落とし込んだテーマ性のあるアイテムが魅力です。
武骨な男らしい着こなしがしたいなら間違いのないブランドで、ブランド名のスラングである「悪いこともした仲間」というように、悪かっこいい着こなしが出来ます。
アウトドアだけじゃない【patagonia(パタゴニア)】
アメリカの人気アウトドアブランド「パタゴニア」。
フリースやマウンテンパーカーといったアウトドアアイテムを中心に展開していますが、海をテーマにしたサーフアイテムも展開しています。
シンチラ、キャプリーン・ポリエステル、ペットボトル再生素材である「PCRシンチラ」といった環境に優しい素材を積極的に採用しているエシカルなブランドとしても知られています。
肌触りも優しく、サイズ感も妙に窮屈な印象を受けないものが多く、マッチョにぜひ着てほしいブランドです。
アメカジ人気の火付け役【AMRICAN EAGLE OUTFITTERS(アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ)】
アメリカンイーグルは世界で1000店舗以上出店するアメリカのグローバルアメカジファッションブランドです。
日本において起こったアメカジブームの火付け役として今現在でも高い人気を誇ります。
加工感のあるシャツやジャケット・デニムアイテムが中心で、比較的リーズナブルな価格帯が魅力です。
純粋なアメカジファッションで、マッチョに似合うファッションが必ずブランドとなっています。
マッチョが着るべきおすすめアイテム
マッチョだからこそ似合う服がある。
ファッションアイテム単体で、その体格によって似合う似合わないがありますが、マッチョが着ればより一層その魅力が引き立つファッションアイテムがあります。
どうせ着るならマッチョに似合う服を。
ここからは、そんなマッチョが着るべきファッションアイテムをご紹介していきます。
武骨な男に似合う【デニムジャケット】
ワークウェアの鉄板アイテムデニムジャケットは、マッチョにこそ似合う服です。
同色のジーンズと合わせたデニムオンデニムも楽しめ、着合わせにもほとんど困ることがありません。
デニムジャケットは生地の中でも硬さのあるデニムで作られるため肩周りの形が残り、体格が細いとあまり似合わないため、特にマッチョにおすすめのアイテムです。
インナーとしてもアウターとしても【ミリタリージャケット(フライトジャケット)】
春秋はアウターとして、冬はインナーとしても使えるミリタリージャケットがおすすめ。
汎用性の高さもさる毎ながら、男らしい雰囲気漂うミリタリージャケットは、マッチョにこそ着てほしいアイテムです。
一言にミリタリージャケットと言っても、MA-1やL2-Bといったフライトジャケットなど、選べる種類が多いのも魅力のひとつとなっています。
スマートな着こなしにも【レザージャケット】
バイカーに好まれるライダースなど、レザージャケットはマッチョにこそ似合います。
武骨な男らしい雰囲気を出す上で、レザージャケットは非常に有効です。
ライダースは本革なため、生地が使用毎によく馴染み、深みを増していくため、こういったエイジングも楽しめます。
サイズ感は基本的にはジャストサイズがおすすめですが、ジャストすぎると非常に動きづらいため、ジャケットの中でもサイズ選びには注意が必要です。
ワークスタイルの鉄板【ワークシャツ】
着回しの効くシャツならデニムやチェックのワークシャツが断然おすすめ。
シャツの形の中でもオーセンティックな形で、重ね着にも困りにくい万能なシャツです。
着こなしのポイントとして、腕まくりはひとつのポイントとして抑え、ベストやVネックのカーディガンなどと重ね着すると大人らしい着こなしになります。
ゆったり細身!動きやすさも◎【スウェットデニム】
近年その柔らかい履き心地から高い人気を集めているのが「スウェットデニム」。
スウェットデニムは、カット素材(編み生地)を使ったデニムで、従来の布帛のデニムと比較して非常に柔らかく動きやすいのが特徴です。
スウェットのような履き心地ながらデニムらしい本格的な加工感もあり、主にサーフスタイルの定番にもなっています。
テーパードシルエットのものを選べば、デニム特有の硬く窮屈なフィット感から解放され、デニムをまた違った角度から楽しむことができるのでおすすめです。
最後に:マッチョだからこそ楽しめるファッションがある
厳しいトレーニングの末に手に入れたマッチョな身体。
その反面悩みがちなファッションも、ちょっとした工夫をするだけでしっかりと楽しむことが出来ます。
マッチョの美しい筋肉美を見せながらも、お洒落な着こなしをすることによって、休日の外出もまた一段と楽しく、トレーニングにもより一層取り組むことが出来るかもしれません。
これからのファッションに、ぜひこの記事を参考にしてみてください。