αリポ酸の効果・副作用。筋トレとの有用性とおすすめのサプリ4選

筋トレをしていくなかで、様々なサプリメントに出会うと思います。

  • プロテイン
  • BCAA
  • クレアチン
  • NO系
  • マルチビタミン

etc…

その中でもαリポ酸はデイリーサプリメントのカテゴリに含まれるもので、筋トレをしていなくても健康を維持するという目的でのニーズがある、毎日摂取する(デイリー)サプリメントです。

マルチビタミンやマルチミネラル、アンチオキシダントサプリメントといったものがデイリーサプリメントに当たりますが、αリポ酸はそんなデイリーサプリメントカテゴリに属しつつも筋トレをしている人にも非常に有効なことが特徴のサプリメントです

健康維持、そして筋トレのサポートとして是非摂取して欲しいサプリメントですので、今回はαリポ酸について紹介させていただきます。

αリポ酸とは?代謝のサポートするビタミン様物質

別名としてチオクト酸という名前をもつこのαリポ酸は、体内で様々な代謝のサポートするビタミン様物質です。

本来、ビタミンは代謝のサポートをする補助的な役割を持った、体内で合成することのできない、もしくは微量しか合成できず、食品から摂取することが必須の栄養素のことを指します。

それに対し、αリポ酸のようなビタミン様物質はビタミン同様の役割を持っていますが、体内で合成できるため食品からの摂取が必須でない栄養素のことを指します。

え、体内で十分に合成できるならサプリメントとして取る必要あるの?と思った方も多いと思います。

しかし、筋トレをはじめとする身体にストレスを与えるようなことを習慣的におこなっている場合は、このαリポ酸をサプリメントなどを用いて多めに摂取することで、身体のメンテナンスといった素晴らしい効果を得ることが出来るんです

では実際にどのような効果があるのか見ていきましょう。

αリポ酸の効果は主に抗酸化作用

デイリーサプリメントとしてαリポ酸を摂取する場合の目的の多くが抗酸化作用です。

コエンザイムQ10やビタミンC、Eといった体内の活性酸素を除去することができる成分を抗酸化物質と呼び、またこれらを配合したサプリメントをアンチオキシダントなんて呼んだりします。

人間が生命を維持するためには呼吸をおこない、酸素を取り言える必要があります。

この酸素を代謝して様々な生命活動がおこなえるわけですが、この酸素を代謝する過程で一部が活性酸素という状態に変換されてしまいます。

名前くらいはなんとなく聞いたことがないですか?

この活性酸素、つまり活発な酸素は体組織を酸化させてしまいます。

それにより、肌が荒れてきたり、髪の毛にハリがなくなったり、身体が老化していってしまうんです。

なので、あまり活性酸素を増やさないで抑えることが重要になります。

それに有効なのが、αリポ酸などの抗酸化物質を摂取することです。

抗酸化物質を摂取することで、この活性酸素を抑えることができるので結果、αリポ酸は老化を防いだり、身体を様々なストレスから守ってくれる働きをしてくれるわけです。

筋トレにおけるαリポ酸の有用性

続いての働きが、筋トレを行っている人にとってとても興味深い働きとなっています。

それが、インスリンの感受性を高めるという作用です。

これを聞いただけでピンときた人、素晴らしいです。

インスリンの感受性を高める

インスリンの感受性を高めるとは、簡単にいうとインスリンの働きを活発にさせるという意味です。

インスリンは血糖値を下げるという働きで知られていることが多いですが、これの本質は血中の栄養素を体組織に取り込むという働きです。

血中の栄養素を体組織に上手に取り込むことができれば、トレーニング後の疲労している筋肉に素早くグルコースやアミノ酸といった栄養素を送り込み、素早く疲労を買う復させることができます。

またαリポ酸はクレアチンとの相性がいいことでも有名です。

クレアチンサプリメントを摂取している場合は是非αリポ酸と併用してください。

クレアチンの筋肉への取り込みが上手にいくことで、さらに瞬発力を高めることができます。

ダイエットにおけるαリポ酸の有用性

αリポ酸はダイエットサプリメントとして販売されることも多いです。

αリポ酸は体内で代謝の補助をするビタミン様物質であることは説明しました。

主にクエン酸回路で、回路の循環をサポートする働きを持ちます。

クエン酸回路とはエネルギーを生み出すための一つの代謝経路で、主に持久系運動の際に炭水化物、脂質を用いてエネルギーを生み出す回路です。

この回路をサポートすることで持久系運動でエネルギーを上手に使うことができます。

そのために体脂肪などの燃焼が進められ、ダイエットに効果的というわけです。

αリポ酸の副作用

αリポ酸は2004年までは医薬品として認定されていたため、サプリメント(健康補助食品)として販売することができませんでした。

医療現場での主な使われ方は、

  • 肉体疲労
  • 亜急性壊死性脳脊髄炎
  • 内耳性難聴

でしたが、効果がない場合に漫然と使用されることに最新の注意を払われていました。

副作用として

  • 下痢
  • 悪心
  • 食欲不振がある

という報告があったからです。

他には非常に稀なケースですが、インスリン自己免疫症候群を発症するという報告があります。

これにより、極度の低血糖に陥り

  • 動機
  • めまい
  • 手指の振戦
  • 脱力感
  • 倦怠感

といった様々な症状が現れます。

しかし、これらのケースのほとんどがαリポ酸の摂取を中止したことで回復しました

実際に副作用は確認されていますが、それほど恐ろしいものでもなく、摂取を中止することで回復できます。

摂取して自身に合わなければ止めるという使い方をすれば問題ありません。

αリポ酸の摂取方法と摂取量

デイリーサプリメントとしてαリポ酸を摂取する場合は、一日に100~300mgをお好きなタイミングで摂取すれば問題ありません。

筋トレで筋増量をするためにαリポ酸を摂取する場合の方法を解説します。

この場合はトレーニング後に筋肉に栄養を送りたいので、トレーニング後のプロテインシェイクと一緒に摂取してください。

量は300mgが一日の上限ですので、100~300mg程度摂取しましょう。

一緒にブドウ糖などと一緒に摂取すると効果的です。

プロテインと一緒に摂取する

少し話がそれますが、いい機会ですのでトレーニング後のプロテインと一緒に摂取すると効果的なものを一覧で紹介します。

ブドウ糖

GI値が100のブドウ糖(グルコース)を摂取することでインスリンを分泌させます。

それらが一緒に摂取したプロテインを筋肉に運ぶ他、トレーニングにつかったエネルギー(グリコーゲン)を素早く回復させることができます。

αリポ酸

インスリン感受性を活発にするαリポ酸をブドウ糖などと一緒に摂取することで、栄養の筋肉への取り込みを更に高めることができます。

トレーニングで高まった活性酸素に対しても効果的です。

クレアチン

クレアチンもあれば一緒に摂取してしまって構いません。

上記の2つと一緒に摂取することでクレアチンの取り込みも活発になります。

果汁100%ジュース

吸収の素早い糖質が含まれているという点では、ブドウ糖と同じような効果を望めます。

ブドウ糖が入手できない場合はこの様なジュースでプロテインをシェイクするといいでしょう。

特にパイナップルジュースに含まれている酵素がタンパク質の分解を促進するので、こちらがおすすめです。

アミノ酸系サプリ(推奨しない)

トレーニング後にアミノ酸系サプリを摂取している方で、面倒だからプロテインと一緒にシェイクしている方は今すぐやめたほうが良いです。

アミノ酸系サプリの特徴は吸収がめちゃくちゃ早いことですが、プロテインと一緒に摂取してしまうと吸収が阻害されて、アミノ酸系サプリの良い部分を失ってしまいます。

どういったものを一緒にシェイクしていいのか、把握しておきましょう。

ダイエットとして摂取する場合

ダイエットとしてαリポ酸を摂取する方はトレーニング後でなく、トレーニング前に摂取しましょう。

それもできれば筋トレのような運動ではなく、ランニングといった持久的な運動の前に摂取することが好ましいです。

その時に是非おすすめしたいのが、カルニチンと一緒に摂取するということです。

[blogcard url=”https://kintore-diet.info/kintore-basics-knowledge/carnitine.html”]

αリポ酸はクエン酸回路でのエネルギー産生を補助しますが、カルニチンは体脂肪がクエン酸回路に入るまでを補助します。

これらを合わせて摂取することで、体脂肪を原料としクエン酸回路を動かします。

それはつまり、体脂肪を上手にエネルギーとして活用することを意味しているので、これらを持久系運動の前に摂取することで体脂肪をどんどん燃焼させることができます。

おすすめのαリポ酸サプリメント4選

いくつかおすすめのαリポ酸のサプリメントを紹介します!

DHC αリポ酸

まずは大手DHCのαリポ酸サプリメント。

カプセルで飲みやすく、安価ですので非常に使いやすいサプリメントです。

ボクもコレを利用していた時期がありました。

created by Rinker
DHC(ディー・エイチ・シー)

NOW Foods社 アルファリポ酸

ボクがよくお世話になっているNOW Foods社のαリポ酸です。

DHCよりも含有量が多いので、今はこちらを利用することが多いです。

ただ、すぐには届かないないので、予備としてDHCも常備しています。

エリクサー

出典:公式サイト

続いてはL.A.Nutritionから、アンチオキシダントサプリメントです。

αリポ酸に加え、コエンザイムQ10、ビタミン群など様々な抗酸化成分が贅沢に使われた、そのなもエリクサー。

ピークを過ぎたスポーツ選手には是非使っていただきたい、メンテナンスサプリメントの王様です。

ビタコストアルファリポ酸&アセチルL-カルニチンHCl

出典:公式サイト

海外からですが、αリポ酸とカルニチンという定番のコンビネーションがされたサプリメントです。

体脂肪燃焼のためにデザインされた配合ですので、ダイエット中の方は是非!

まとめ

以上、αリポ酸についてでした。

αリポ酸は食材にも含まれていますが、加熱することで多くが破壊されてしまいます。

必要性を感じる場合には、是非サプリメントとして摂取してください。

また、αリポ酸は個人によっては副作用が出ることのあるサプリメントです。

違和感を感じた場合にはすぐに摂取を中止することが賢明です。

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