“デブ”つまり太った人のことですが、なぜデブになってしまうのか、なぜ太ってしまうのか考えたことがありますか?
- おやつの食べ過ぎ。
- 運動不足。
- 親の遺伝。
などなど様々な理由が考えられますが、具体的な原因究明をしている方は少ないのではないでしょうか。
以前はボクもかなりのデブだったので、デブの人の気持ちはわかります。
この記事ではそんな「デブ」をテーマに、いろいろと解説していきます。
目次
太っている(デブ)ことでのメリット
太っている(デブ)ことは、全く悪いというわけではありません。
太っていることでのメリットも当然あります。
生命力が強い
もともと体脂肪というのはエネルギーを貯蔵するための組織であり、衝撃から身体を守るために備わっている機能です。
体脂肪を貯めるという人間の生命活動を保証する機能が活発になっているデブは、それだけ生命力が強いとも言えます。
北極などに住んでいるアザラシなどは体脂肪が50%もありますし、ホッキョクグマでさえ35%もあります。
簡単にいえば、理屈はこれと同じです。
スポーツで活躍できる
身体が大きいというのは、スポーツによってはとても有利なことです。
特にラグビー、アメフトと言ったコンタクトスポーツや、陸上投擲などでも身体が大きい選手は強いですよね。
アメフトのプロリーグ、NFLで活躍するウィルホーク選手は身長190cm体重150kgと世界クラスのデブ(ただのデブではないです)ですが、その年俸はなんと750万ドル(8億円超)です。
かなり夢がありますよね。
太っている(デブ)ことでのデメリット
反対にデメリットも見ていきましょう。
服が着れない
体が大きいと好きな服が着れないというデメリットがあります。
これはデブにかぎらず、筋トレなどで体を鍛えてる人にも言えることですが、とにかく日本のファッションは細すぎる!!そうは思いませんか?
それでも海外の製品であれば、デブでもおしゃれができる、というかデブそのものがおしゃれみたいなところもありますよね。
しかし、日本に住んでいる以上、体が大きいと好きな服を着るというのは限られてきてしまいます。
身体が重たい
身体が重たくて移動が大変、階段を登るのが大変。
これは結構大きな問題ですよね。
スポーツ選手のような、いわゆる「職業デブ」であるならば自分の体重に見合った筋力がありますのでとくに問題になりませんが、運動不足でのデブの場合はかなり気になります。
さらにこれが原因でさらに運動不足が加速してしまいます。
その場合は後述してある「デブにおすすめの運動」を参考にしてみてください。
健康への被害
先程上記では生命力が高いことをデブのメリットとしてあげましたが、過度なデブは逆に健康へ悪影響を与えてしまい、寿命が一般の人よりも短くなってしまいます。
これについては以下で詳しく解説しますね。
デブが健康にもたらす影響も考える
BMI(Body mass index)という体型を図る指数がありますが、これが標準から大きくずれた場合、寿命が短くなるという統計が出ています。
- BMI=体重÷(身長×身長)
上記の式でBMIを出すことが出来るのでやってみてください。
ちなみにBMIの標準は18.5~25とされています。
ここから大きくハズレた場合、その分だけ病気のリスクが高まり寿命が短くなってしまうのです。
なぜ、デブが進むと病気のリスクが高まってしまうのでしょうか。
大きな原因の一つが内臓脂肪です。
内臓脂肪と病気のリスク
デブが進めば皮下脂肪が増えるのと同時に内臓脂肪をも増えていきます。
皮下脂肪は細胞の数が増えることで大きくなっていくのに対して、内臓脂肪はそれぞれの細胞が肥大することで大きくなっていきます。
このように大きく肥大してしまった脂肪細胞からは悪性のアディポカインと呼ばれるホルモンが分泌されてしまい、これらが血液の成分などに悪影響を与えてしまうのです。
具体的に発生する健康被害としては、
- 高血糖
- 高血圧
- 脂質異常症
などなど。
さらにこれらの症状が元となり糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞などの深刻な病気が発症してしまう可能性が非常に高くなります。
このようなことから、内臓脂肪型肥満は健康を害するとして注目され、メタボリックシンドロームという名前で知られています。
メタボに関してはこちらの「年々増えてきているメタボリックシンドロームについて」記事を見てみてください。
デブを解消するために大切なこと
デブを解消、つまり痩せることで健康状態を正常に戻すためには一体どうしたらいいのか、見ていきましょう。
上記でも紹介したように、体脂肪とはエネルギーを貯蔵するための組織ですので、大量に貯蔵されてしまったエネルギーを消費させるというのが最も基本的な方法です。
- 消費エネルギー>摂取エネルギー
過去にも何度か紹介しているこの式ですが、1日で摂取するエネルギー量よりも1日で消費するエネルギー量のほうが多かった場合、エネルギーが足りませんので体脂肪のように身体に貯蔵されているエネルギーを代用します。つまり、痩せます。
ですので、
[list class="li-chevron li-mainbdr main-c-before"]- 消費エネルギーを増やす方法
- 摂取エネルギーを減らす方法
もしくは、これら2つを同時に実践することで体脂肪は燃焼しやすくなります。
「摂取エネルギーを減らす方法」というのは簡単に言えば、食事制限です。
ですので今回は、「消費エネルギーを増やす方法」を紹介しますね。
デブがやりたいおすすめの運動はこれ!
消費エネルギーを増やすためには、もちろん運動をすることが必要なのですが、デブな方がいきなりジョギングなどをしてしまうと膝や腰を痛めてしまう危険性があります。
そのために、適切な運動を選択することが大切ですので、今回はデブにおすすめの運動をいくつか紹介していきます。
筋トレ
筋トレは超絶おすすめです。
ダイエットのための運動というと、ウォーキング、ジョギングといった有酸素運動を思い浮かべがちですが、身体の大きなデブの方は自身の体重で関節を痛めてしまう恐れが有るので注意が必要です。
しかし、筋トレであればそのような心配はなく、更に身体のできているデブであれば重たい重量を扱うことができるのでより筋トレに向いています。
筋トレによりエネルギーを消費しますが、それに加えて筋肉が育ってくることで基礎代謝(運動をせずとも消費するエネルギー)が向上してきますので、痩せやすい体質を手に入れることができます。
水泳
水泳はウォーキングやジョギングなどと同じ有酸素運動ですが、関節に負担をかけないのでおすすめです。
また、体重はありますが脂肪組織が多いデブの場合、浮力が強いので水泳は上手に行える場合が多いです。
先程の筋トレを組み合わせ、
- 1時間の筋トレ→30分の水泳
とするのが最も理想です。
筋トレのような無酸素運動の後に、水泳などの有酸素運動を行なうことで対処部が上手に燃焼されるからです。
自転車
水泳を行なうためにはプール付きのジムに通わなければいけませんし、水着などの準備も少し大変ですよね。
そんな時は自転車を漕ぐことをおすすめします。
自転車はペダルを漕ぎますので、自分の体重が関節に負担をかけることもありませんし、ジムにサイクリングマシンが置いてあることが多いので
[list class="li-chevron li-mainbdr main-c-before"]- 筋トレ→自転車
といったような無酸素運動から有酸素運動という一連の流れをスムーズに行えます。
通勤で使っているバスの代わりに自転車を購入してみるのもいいかもしれません。
とにかく、運動を継続させることが大切ですので、自分のライフスタイルにあった運動を取り入れるようにしてみましょう。
ノルディックウォーキング
自転車よりもさらに手軽な運動として挙げたいのは、もちろんウォーキングなのですが、体重が重い方の場合だと関節に負担をかけてしまう危険性については先程から何度も言及してきたとおりです。
そこで、今回紹介するノルディックウォーキングですが、これは通常のウォーキングにストック(杖)を加えて上半身の力も使って歩く、と言う運動になります。
ストックを使うために下半身への負担が上半身へ逃され、また全身運動ですのでエネルギー消費量も大きくなります。
ストックもamazonで2,000円から見つけることができますので、手軽に始められます。
まとめ
以上、4つの運動を紹介しましたが、この中でなにが一番オススメかと問われると、それはやはり筋トレで間違いないでしょう。
理想の形としては、筋トレをベースとし、その後水泳、自転車、ノルディックウォーキングなどの有酸素運動を加えるという方法です。
しかし、普段運動していない方が上記の理想型のように急に運動してしまうと疲れてしまいますので、まずは自分のライフスタイルに上手く浸透させることが出来るようなものから初めて見るのがいいかと思います。
これらの運動に加えて、食事もコントロールすることが大切ですので、そちらも過去の記事からアイディアを盗んで頂ければと思います。
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