ぽっこりお腹に悩んでいる。
特に年齢が進むにつれてこの悩みを抱えている方も多くいます。
まー、今の時代は年齢に関係なく20代前半の方でもぽっこりお腹になっている方はたくさんいますからね。
特に、個人的には女性よりも男性の方がぽっこりお腹の方が多いような気がします。
ここではそんなぽっこりお腹になってしまう原因やその対処法を紹介していきます。
特にぽっこりお腹は中年男性に多いです。中年でぽっこりお腹に悩んでいる方は参考にしてみてください。
目次
そもそもお腹周りのぽっこりが起きる原因
一見、細身で痩せているように見えても、何故かお腹がぽっこりしていたり、どんなにダイエットをしても、お腹のぽっこりが取れないという方は、意外と少なくないようです。
もちろん、多くの方が考えるように、「脂肪」が原因という事が一番ですが、実はぽっこりの原因は脂肪だけではない事もあります。
主に考えられる原因は大きく4つと言えます。
落としにくい皮下脂肪
脂肪というのは、一般的に思われるのが、皮膚の下についてしまう「皮下脂肪」があります。
この皮下脂肪は、皮膚の下につくので、皮下脂肪がついたら、見た目ですぐにわかってしまいます。
プニョプニョと柔らかくて、つまめるこの皮下脂肪、見た目には多大な影響を及ぼしますが、実は健康被害としては、あまり深刻化しない事がほとんどです。
もちろん、皮下脂肪がつき過ぎて、体重が大幅に増えれば、膝などへの負担など体にはよくないですので注意ですけどね。
皮下脂肪は、太るといった概念に一番当てはまるもので、余分なカロリーが皮下脂肪になると思って頂くとわかりやすいでしょう。
この皮下脂肪は、じっくりと蓄積されるため、非常に落としにくい脂肪になります。
さらにスタイルが特に気になる女性につきやすい脂肪なんですよね。
皮下脂肪を落とすには、根気よい期間と、バランスの良い食生活、そして一番重要なのが、「運動」です。
特におすすめなのが、筋トレなどの無酸素運動の後に、ジョギングなどの有酸素運動を行うと、皮下脂肪燃焼の効率アップになりますよ。
シックスパックを目指すのであれば、この皮下脂肪をいかに落として行くかが鍵になります。
付きやすく落としやすい内臓脂肪
脂肪の中でも特にやっかいなのが、この「内臓脂肪」です。
名前の通り内臓につく脂肪ですが、こいつが厄介です。
皮下脂肪に比べると、付きやすく、落としやすい脂肪なのですが、生活習慣病の要因の一つとなります。
悪性細胞を攻撃してくれるよい作用もあるのですが、その作用の中に、体の働きに必要である、インスリンという物質まで減らしてしまう作用があり糖尿病を起こす危険性があります。
さらに、血管に血栓を作ってしまったり、血管を硬くしてしまう作用もあり、脳梗塞や動脈硬化といった病気を引き起こす要因になってしまうのです。
原因としては、脂っこい食事や、アルコールといった贅沢食が一番でしょう。
生活習慣病という位ですから、バランス良い食事と、適度な運動が大切になります。
この内臓脂肪は、特に男性につきやすいと言われています。
お腹のお肉はつまめないのに、お腹がぽっこりしている方は要注意です。
また、一見スタイルもよく、痩せ型に見える人でも、実は内臓脂肪がたくさんで、いわゆる「隠れ肥満」と呼ばれる方も、今はかなり多いようです。
見た目ではわかりにくくとも、健康被害の危険性のある内臓脂肪も要注意です。
インナーマッスルなどの筋肉の減少
人体の骨標本を見てもらっても、手で触ってもらってもわかるように、肋骨の下から骨盤までは、背骨以外の骨がありませんよね。
この空間部分を「腹腔」といいますが、この腹腔部分には、ご存知の通り、腸などの大切な内臓があります。
人間の内臓部分の重量は1kg~2,5kg位と言われています。
この内臓を、骨などない腹腔において支えているのが、体壁や「筋肉」になります。
腹腔を支える筋肉は
- 腹横筋
- 多裂筋
- 横隔膜
- 骨盤底筋群
の4つで、「インナーマッスル」と呼ばれる体の内側の筋肉になります。
インナーマッスルというのは、「深層筋」というもので、表層筋という見た目で分かる筋肉とは違い、体の内側にある筋肉の事を言います。
インナーマッスルは、体や内臓を支えたり、体のバランスを取り安定させる、非常に重要な筋肉なのです。
インナーマッスルが衰えると、内臓を支えきれなくなり、内臓が下がってきて、水風船のようにドベーっと、お腹がたるんできてしまう訳です。
ちなみに、よく聞く「体幹」というのは、頭や手足を除いた胴体の部分の、体の芯となる骨や筋肉などで、胴体の表層筋と深層筋の両方を含めて「体幹筋」と呼びます。
なので、勘違いする方もいますが、体幹=インナーマッスルではないので注意してください。
個人的には、インナーマッスルだけを鍛えるというよりは、全身の筋トレメニューを行った方が効率よく鍛えることができると思います。
骨による歪み
内臓や体を支えているのは、インナーマッスルなどの筋肉はもちろんですが、骨も大きく関わっています。
日々過ごしていくと、生活や癖などで、どうしても体に「歪み」が生じてしまいます。
お腹のぽっこりの原因としてよく言われるのは、骨盤の歪みや、猫背でしょう。
骨盤や背骨は、体や内臓を支えています。
骨盤が歪んだり、猫背などの姿勢が悪くなる事で、内臓が下がってきて、ぽっこりお腹の原因になってしまうのです。
姿勢がいいと、見た目も美しくみえますし、内臓の位置も保たれ、内臓機能も正常かつ活発になり、健康にも、ダイエットにも効果があるんです。
太っては無理なダイエットをするのではなく、日頃から美しい姿勢を意識する事で、太りにくい体作りが期待できると言えますね。
また、美しい姿勢を保つ為にも、筋肉が必要になります。
支えてくれる筋肉がないと、美しい姿勢を保つこともできないのです。
お腹周りをスッキリする為の対処法について
お腹周りの悩みの種は、「脂肪」と「筋力不足」が大きな原因という事がわかって頂けましたでしょうか。
脂肪を減らし、筋肉を増やす為には一体どうしたらよいのでしょう。
単純にいって、「食事」と「運動」、この2つです。
食事といっても、無理な食事制限やバランスの悪い食事では意味がありません。
カロリーセーブを考えつつ、偏った食事をしては、痩せたとしても、体力がなくなったり、体を支える筋肉がつくられませんし、お肌だってボロボロになってしまいます。
余分なカロリーや脂肪分摂取を控える意識と、栄養バランスとできるだけ規則正しい生活を意識する事が大切です。
食事も大切ですが、やはり一番は「運動」です。
皮下脂肪の所で少しお話ししましたが、運動には「無酸素運動」と「有酸素運動」があります。
無酸素運動
無酸素運動というのは、短時間や瞬発的に行う、息切れするほどの激しい運動をいいます。
筋トレや短距離走といった、“酸素を使う暇もない運動”といった意味合いで無酸素運動と言います。
おすすめのメニューなどはこちら。
有酸素運動
有酸素運動というのは、長時間で行う、ジョギングや水泳などの運動をいいます。
有酸素運動の場合は、体内に酸素を取り込む事で、脂肪をエネルギーとして燃焼させてくれるので、脂肪燃焼に効果的です。
一方無酸素運動は、酸素をあまり使わないので、脂肪燃焼の効果は期待できませんが、筋肉が鍛えらます。
さらに無酸素運動である筋トレを行うと、筋肉を育てる為に、「成長ホルモン」が分泌されます。
この成長ホルモンの働きの一つに、脂肪の分解を促し、燃焼しやすくしてくれる効果があります。
脂肪を減らして、筋肉をつける事がお腹周りに効果的なのであれば、筋トレを行ってから、有酸素運動を行う事で、最強の効果が期待できると言えます。
ただし、無理のしすぎは、体に負担を掛けますし、長続きしませんので、自分にあったプランが大切です。
まとめ
結論としては
- 筋トレや有酸素運動をやる
- 食事はクリーンなものを心がける
この2つを意識して生活していれば、そんなすぐにぽっこりお腹にはなりません。
太れば太るほど、ダイエットや減量をするときに、時間もかかるので、常日頃から少し意識して生活してみてください。
特に20代前半でぽっこりお腹になっている男性は気をつけてくださいねー
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