ジムを経営している方はかなり少ないと思いますが、ホームジムを作りたい、もしくはすでにあるけど改良したいという方は多いのではないでしょうか。
様々なトレーニング器具がありますが、ジムに欠かせないものといえば、バーベル、ウエイト、そしてトレーニングベンチです。
まずホームジムの初期段階としてバーベル(もしくはダンベル)を購入されると思いますが、その次に購入するべきなのがトレーニングベンチです。
バーベル、そしてトレーニングベンチ、この2つが揃えば一通りのトレーニングができます。
そこでこの記事ではホームトレーニーに必須のトレーニングベンチの種類、選び方や使い方について紹介していきます。
ジンガー
目次
トレーニングベンチの使い方
まず初めにトレーニングベンチの使い方として、トレーニングベンチを用いてどんなトレーニング器具がができるのか紹介していきます。
トレーニングベンチに仰向けになって行う種目
- ベンチプレス(ダンベルプレス)
- インクラインダンベルプレス
- ダンベルフライ
- トライセップスエクステンション
- ナローグリッププレス
- プルオーバー
- エトセトラ
トレーニングベンチに仰向けになることで行なうことができるトレーニングは主に大胸筋、上腕三頭筋などのプッシュ系種目で用いられる筋肉です。
なので、トレーニングベンチを購入された場合、主にこれらの部位のトレーニングの幅が大きく広がります。
トレーニングベンチにうつ伏せになって行う種目
- インクラインダンベルローイング
- ワンハンドローイング
- リアレイズ
- ダンベルキックバック
- エトセトラ
トレーニングベンチにうつ伏せに寝たり、腕を付いて体重を支えたりすることで、ローイング系トレーニングで腰に掛かる負担を軽減することができます。
トレーニングベンチに座って行う種目
- フレンチプレス
- ショルダープレス
- シーテッドラテラルレイズ
- シーテッドカール
- コンセントレーションカール
- エトセトラ
立って行えるトレーニングも座って行なうことによって腰への負担を軽減し、より反動の少ないフォームで丁寧に行なうことができます。
他にも背もたれの部分を上手に使い、プリーチャーカール、リストカールをしたりと、使い方は様々です。
トレーニングベンチ一つ購入するだけで、これだけトレーニングの幅を広げることができます。
トレーニングベンチの種類と選び方
上記で紹介したトレーニングの多くは、トレーニングベンチの中でも背もたれが稼働するアジャスタブルベンチで行えるものです。
トレーニングベンチには可動箇所により
- フラットベンチ
- アジャスタブルベンチ
に分類することができるので、それぞれの特徴について紹介しますね。
フラットベンチは安全性がある
背もたれが稼働しないためにベンチ部分が一枚の板のようになっているベンチです。
アジャスタブルベンチよりも強固で安定性に長けていますので、高重量でベンチプレスをしたい方などにはおすすめですが、背もたれが動かない分トレーニング幅は狭まります。
アジャスタブルベンチはトレーニングの幅広がる
背もたれが稼働するベンチです。
フラットにした状態でも背もたれと座面の間に隙間が生まれてしまいます。
また、ものによっては日に日に安定性が失われ、左右にブレが生じてしまうことがあります。
ただ、上記のデメリットはありますが、トレーニングの幅が大幅に広まると言う意味では、非常に優れたアイテムです。
アジャスタブルベンチの中にも、背もたれと座面が別々に稼働するもの、連動して稼働するものがあります。
連動して稼働するものは楽ですが、座面と背もたれの角度が好みに合わない場合があるのに対して、別々に稼働するものはまさに自由自在です。
選ぶならどっち?
大きく分類するとこれら2つ(フラットベンチ、アジャスタブルベンチ)に分類することが可能です。
ジムを経営しているという方以外の場合は、トレーニングの幅が大きく広がるアジャスタブルベンチを選択して間違いありません。
ただ、メインでベンチプレスしか行わないなど、人によって使い方は様々だと思うので、自分の使い方に適した物をまずは買ってみるのもありとだと思いますよ。
トレーニングベンチを選ぶ際の注意点
次にトレーニングベンチを購入する際の注意点をまとめます。
ポイントはこの
- フラットベンチかアジャスタブルベンチか
- サイズを確認する
- 耐荷重量をチェック
3つです。
フラットベンチかアジャスタブルベンチか
上記で解説したように、自分の目的に合ったものを選んでください。
個人的には、いろいろな種目を行う予定があるならアジャスタブルベンチ一択でいいと思います。
後々、後悔もしないはずですので。
サイズを確認する
もう一つ注意しなければならないのは、全体の大きさです。
シート幅は自分が使い慣れたものと類似しているものがいいですよね。
ただ、シート幅だけで大きさを想像してしまうと、ホームジムに脚が入り切らない場合がありますので、かならず全体の大きさを確認するようにしましょう。
耐荷重量をチェック
耐荷重量はベンチの強度の基準になります。
平均耐荷重量は200kg程度ですので、これよりも低く設定されているトレーニングベンチではグラつきなどが発生する可能性が高まりますので注意しましょう。(アジャスタブルベンチでは少し低めです)
個人的には、高重量のベンチプレスを行う予定なら250kgくらいはあってもいいかなと思います。
トレーニングベンチを作っているメーカー
以前のダンベルの記事「ダンベルおすすめランキング!選ぶ際の注意点とコスパがいいダンベルも紹介!」でも紹介したような
- FightingLoad
- WildFit
- IROTEC
などももちろんトレーニングベンチを販売していますが、その他では
- リーディングエッジ
- ピュアライズ
などのメーカーがホームジム用のベンチとして人気です。
おすすめのトレーニングベンチ
上記のメーカーなどから、おすすめのトレーニングベンチを紹介していきます。
おすすめフラットベンチ
リーディングエッジ フラットベンチ
耐荷重量300kgの最強フラットベンチです。
4本足ですが、大きく幅を取るわけではないのでホームジムにおすすめのフラットベンチです。
リーディングエッジ フラットベンチ(折りたたみ式)
ホームジムには嬉しい省スペースの脚部折りたたみ式ベンチです。
それでいて耐荷重量は変わらず300kgです。
GronG(グロング) フラットベンチ
コスパが優れているグロングのフラットベンチです。
リーティングエッジには劣りますが、耐荷重量は200kgと平均値ですので安心して使うことが出来ます。
IROTEC(アイロテック) フラットベンチEX
金額は他のフラットベンチに比べると高くはなりますが、昔から人気あるのがIROTEC(アイロテック)のフラットベンチです。
耐荷重量は200kgと他と変わりませんが、ガッチリしていて安定感に関してはピカイチでしょう。
おすすめアジャスタブルベンチ
リーディングエッジ マルチポジショントレーニングベンチ(折りたたみ式)
アジャスタブルベンチながら、耐荷重量は300kg。
ディクラインからインクラインまで対応していて、座面も別途稼働可能という優れもの。
さらにさらに、脚は折りたたみ式ですのでホームジムには嬉しい省スペースで設置することができます。
段階も背面で6段階、座面で3段階の調整が可能になっています。
ただ、背面は最高でも70度までしか戻らないので、できるだけ90度までほしい人にはすこし微妙かもしれません。
YouTen トレーニングベンチ
リーディングエッジと同じく耐荷重量は300kg。
折りたたみこそ出来ませんが、角度調節が背もたれで8段階、座面が5段階と計40段階の調節が可能です。
実はこのYouTenのトレーニングベンチはボクがホームトレで使っているベンチでもあります。
背もたれが8段階変えることができるのはとてもいいです。
背面もリーディングエッジよりは90度に近くなるので、おすすめです。
MRG フラットインクラインベンチ
コスパが優れているMRGでのアジャスタブルベンチは耐荷重量が260kgと少し劣るものの、十分な強度を持っています。
角度調節は計16段階と少ないですが、金額を抑えたいなら候補の1つにしてもいいかもです。
Bowflex(ボウフレックス) 5.1 アジャスタブルベンチ
アメリカでかなり有名なブランド「ボウフレックス」が販売しているインクラインベンチです。
金額も他のインクラインベンチに比べると3倍以上位しますが、品質はピカイチでしょう。
耐荷重量が218kgで、角度調整は6段階で90度まで調整することができるのもおすすめのポイントです。
レッグホールドは取り外しすることも可能で、キャスターもついているので持ち運びも楽です。
ジムには通わないで当分は自宅での筋トレを考えているなら高いですが、「ボウフレックス」のインクラインベンチもありですよ。
トレーニングベンチは中古で買える?
トレーニングベンチはもちろん中古で購入することも可能です。
最近は特にジモティ、メルカリなどのP2Pサービスは発達しているので使わない手はありません。
しかし、十分に注意しなければ行けないのは破損状況です。
ボルトが抜けている、足りない、緩んでいる、などなど、中古で購入した際は使用前にしっかりメンテナンスをするようにしましょう。
可能であれば専門の中古業者から購入することをおすすめします。
トレーニングベンチの代用/自作はおすすめしない
トレーニングベンチの代用、もしくは自作についてはおすすめできません。
食事用の椅子などとは違い、特別な重量のかかり方がするものですので安全性にかける自作ベンチはやめたほうがいいでしょう。
代用も同様に、トレーニングベンチは特別に重量のかかるものなので、自宅にあるソファ、もしくは椅子などでは重量に耐えきれない可能性があります。
上記で紹介しているトレーニングベンチは1万円しないものもあるので、そこはケチらないで購入しちゃいましょう。
怪我して病院にいったら、それこそ赤字になってしまいますから。
まとめ
一見ただのベンチに見えるトレーニングベンチですが、私たちの安全を守ってくれる大切なアイテムです。
購入の際もなるべくケチらないように、しっかりとしたものを購入することを強くおすすめします。
いつまでも健康にトレーニングできるよう、安全安心なトレーニンググッズを使っていきましょう。
ジンガー
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